Show HN: Mocca – ローカルAIを搭載したMac用メールクライアント
Moccaは、Mac上で動作するプライベートなAI搭載メールクライアントです。デバイス上のローカルAIがプレインイングリッシュのルールに基づいてメールを仕分け、ラベル付け、管理します。サーバーやテレメトリーは一切ありません。
Moccaは、Mac向けのプライベートなAIメールクライアントで、すべてのAI処理をローカルデバイス上で行います。サーバーやテレメトリーは一切なく、IMAPを介して直接メールプロバイダーに接続し、データは常にローカルに留まります。このアプリの核となる考え方は、ユーザーが自然言語で受信箱のルールを定義できるようにすることです。従来のメールクライアントにある複雑なフィルターや正規表現、条件設定は不要です。
Moccaを使用する際は、例えば「実際に知っている人、注文、銀行アラートのみ」といった一文で受信箱ルールを定義します。AIが新しいメールを一つ一つ読み取り、内容がルールに合致するか判断し、条件に合うものだけを受信箱に残し、それ以外は「すべてのメール」フォルダーに整理します。このコンテンツベースの判断は、送信者リストを管理するよりもはるかにスマートで効率的です。
受信箱ルールに加えて、ラベルルールもサポートしています。「ピッチ – スタートアップのアイデアを売り込むメール、送信者を問わず」のようにラベルを定義すると、AIが自動的に該当メールにラベルを付け、削除、購読解除、既読マーク、ミュートなどのアクションを実行します。また、自然言語で質問することも可能で、「先月Amazonで何を買いましたか?」と尋ねると、実際のメール本文を読み取って回答します。さらに、「プロモーションを削除してニュースレターを購読解除する」といった複数の指示を一行でチェーンし、まとめて承認することもできます。
セットアップは3つのステップで簡単です。まず、アプリパスワードを使ってIMAP経由でメールアカウントに接続します(現在Gmail、iCloud、Yahoo、Fastmailに対応)。次に、デバイス上のAIが最新メールを読み取り、重要メールとノイズを分類し、ユーザーのラベルとルールを適用します。最後に、自然言語でルールを書き、Moccaにジャンクを自動処理させ、受信箱全体に対して質問することができます。
よくある質問として、MoccaはApple Silicon(M1以降)のMacでのみ動作します。ローカルのAIは小規模なモデルで、分類、ラベル付け、短いタスクに優れていますが、GPT-4のような深い推論はできません。オフラインでは既にダウンロードしたメールの読み取りとローカルAIの使用が可能ですが、新着メールの取得や送信にはインターネット接続が必要です。Outlookには現時点では対応していません(MicrosoftはOAuthを要求するため)。最も重要なのは、メールはどこにも送信されないことです。MoccaはIMAP経由で直接プロバイダーに接続し、Moccaのサーバーは存在せず、テレメトリーもなく、アカウントも不要です。これは、組み込みAIを備えたプライベートな受信箱です。