CNN、パープレキシティを「逐語的」複製記事で提訴
CNNはAI検索スタートアップのPerplexityを提訴し、そのAIツールがCNNの記事を「逐語的に」複製し、有料購読の情報をユーザーに提供していると主張している。訴訟はニューヨーク裁判所に提出され、PerplexityがCNNのクローリング防止策を無視していることも告発している。CNNは損害賠償と永久的な差し止めを求めている。
記事インテリジェンス
要点
- CNNがPerplexityを著作権侵害で提訴、AIツールが記事を逐語複製と主張。
- PerplexityはCNNのクローリング防止策を無視し、有料コンテンツを提供したとされる。
- 両社は2025年10月に協業を模索したが、コンテンツ利用制限で決裂。
- CNNは損害賠償と永久的な差し止め命令を求める。
重要な理由
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技術的影響
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CNNは2025年10月17日、AI検索スタートアップのPerplexityを相手取り、ニューヨーク州連邦裁判所に著作権侵害訴訟を提起した。CNNは、PerplexityのAIツールが同社のニュース記事を「逐語的に」複製し、有料購読者のみがアクセスできる情報を無料でユーザーに提供していると主張している。
訴状によれば、Perplexityが提供するAI「回答」エンジンおよびAIブラウザ「Comet」は、CNNが自社コンテンツのスクレイピングを防ぐために設定した対策を無視してデータを収集したとされる。CNNは、「人間が報告、調査、執筆、編集、創作したコンテンツを、Perplexityは許可も補償もなく奪っている」と非難している。具体的な事例として、CNNはPerplexityの検索ツールが、記事のタイトル「ミネアポリスの未来は?揺らぐ約束、高まる緊張、そして主導権争い」を入力するだけで、その記事の大部分を逐語的に生成したと指摘した。
CNNは、ニューヨーク・タイムズ、ブリタニカ百科事典、メリアム=ウェブスター、ウォール・ストリート・ジャーナルの親会社ニューズ・コープなどに続き、Perplexityを著作権侵害で提訴したメディア企業の一社となった。さらに、AmazonやRedditも同様の理由でPerplexityを訴えている。これらの訴訟は、AIによるコンテンツ利用の範囲をめぐる法廷闘争が業界全体に広がっていることを示している。
訴訟の中で、CNNは2025年10月にPerplexityの有料サービス「Comet Plus」を通じてコンテンツを提供する契約交渉を行ったことを明らかにした。しかし、「ユーザーへの回答におけるPerplexityによるCNNコンテンツの利用制限を含む複数の問題で合意に至らず」、最終的な契約は成立しなかった。CNNはその後11月に交渉を打ち切り、Perplexityに対して書面で無断使用の中止を求めたが、Perplexityは応答しなかったと主張している。
CNNは損害賠償と、Perplexityの違法行為を永久的に差し止める命令を裁判所に求めている。Perplexityの広報担当ジェシー・ドワイヤー氏はコメントを求められ、「事実に著作権はない」と述べた。この発言は、Perplexityが「フェアユース」や「事実の保護対象外」を抗弁として用いる可能性を示唆している。本訴訟の判決は、AIと著作権法の今後の関係を規定する重要な先例となる可能性がある。