TripadvisorのホテルレビューAI要約が深刻な苦情を軽視、調査で判明
消費者団体Which?の調査により、TripadvisorがAIで生成したホテルレビューの要約が、セクハラ疑惑や集団食中毒で訴えられたホテルを「清潔」と表現するなど、深刻な苦情を軽視していることが明らかになった。
消費者団体Which?の最新調査により、TripadvisorがAIを用いて生成するホテルレビューの要約に重大な欠陥があることが判明した。このAIシステムは、顧客からの深刻な苦情をしばしば軽視または無視しているという。
調査によれば、集団食中毒事件で訴えられたあるホテルのページでは、AI生成の要約が「一塵もない清潔さ」と表現していた。別のリゾートでは、複数の宿泊客がスタッフによるセクハラを訴えたにもかかわらず、AI要約は「フレンドリーなサービス」のみを強調していた。
さらに、カビの臭いや水道水不足などの苦情も無視されるケースが確認された。Which?は、このようなAI要約が消費者を誤った印象に導き、宿泊施設の実態を把握できなくなる恐れがあると警告している。TripadvisorはAIシステムの改善を約束したが、具体的な変更内容は明らかにしていない。
専門家は、AI要約の利便性を認めつつも、重要な情報が失われるリスクを指摘し、消費者に対して元のレビューを読むことを推奨している。この調査は、AI技術の利用における透明性と説明責任の重要性を改めて浮き彫りにした。