Jason Koebler氏が404 Mediaに寄稿した記事「Your AI Use Is Breaking My Brain」は、怒りを込めてAI生成コンテンツの氾濫を糾弾している。同氏は、ネット上ではAIが書いた文章が避けられなくなり、人間の書いたものを選別するのに精神的な疲労を強いられ、さらに人間の自然的な文体までもが歪められつつあると指摘する。彼はこの現象を「ゾンビインターネット(Zombie Internet)」と名付けた。これは従来の「死んだインターネット(Dead Internet)」——単にボット同士が会話しているだけの状態——とは異なり、より陰湿で複雑な実態を表している。ゾンビインターネットの下では、人間とボットの対話、人間同士の対話、人々が作成したAIエージェントが人間と対話するよう指示されるケース、AIを使う人と使わない人の対話、さらにAIを使う人同士の対話など、多様な相互作用が混在する。さらに、いわゆる「ハッスルブロ(hustle bro)」たちが互いにAIインフルエンサーの作り方を教え合い、自動化されたYouTubeチャンネルやブログ、ソーシャルメディアアカウントを立ち上げて、金もうけのためにスパムをばらまいている。また、「Moltbook」なる不可解なプラットフォームや、X(旧Twitter)やLinkedInの変貌ぶりも挙げられている。具体的な事例として、実際の書籍のAI要約をその本として販売する行為や、マーケティング会社が運営するアカウントに心のこもったアドバイスを送るよう仕向ける偽のReddit投稿などがある。Koebler氏の記事は、Simon Willison氏によって2026年5月11日にリンクブログとして紹介され、多くの注目を集めた。この現象は、AI技術の悪用がデジタル生態系と人間の心理に与える深刻な影響を浮き彫りにしており、AIコンテンツの規制と倫理についての再考を迫るものである。
あなたのAI利用が私の頭を壊している
記事の要約
Jason Koebler氏が404 Mediaに寄稿した怒りの記事。AIによる文章が避けられなくなり、それをフィルターするのは精神的に疲れるだけでなく、人間の書き方まで歪めていると指摘。彼は「ゾンビインターネット」という用語を提唱し、従来の「死んだインターネット」よりも陰湿な現象を定義している。
あなたのAI利用が私の頭を壊している