なぜプロジェクト管理ソフトウェアにAIが必要なのか?
本記事は、AI機能がユーザーの需要なしにプロジェクト管理ツールに強制追加され、隠れたコストとAI疲れを引き起こしていると主張。AIのない軽量ツール(EverGanttなど)を推奨している。
本記事の筆者は、AIがあらゆるソフトウェアに必要ではないと指摘する。確かにAIは一部のタスクで有用だが、問題はデフォルトで追加されることだ。過去2年間でほぼ全てのソフトウェアがアシスタントを追加し、ユーザーに選択の余地を与えていない。プロジェクト管理ツールは特に顕著で、AsanaはAI Studioと「AI Teammates」を投入、NotionはAgentsを中心に再構築、monday.comはクレジット制でAIを計量、AtlassianはRovoをJiraとTrelloに組み込んだ。現在、主要ツールのほとんどにAIが搭載されている。
この流れはユーザーからの要望ではなく、ロードマップや決算発表、そしてAIスライドを持たないベンダーになることへの恐れから生じた。18ヶ月間で8製品が同じ機能を追加したのは、顧客ニーズの独立した結論というより、市場の追従に過ぎない。
AI機能には隠れたコストがある。画面スペースの占有、テキストフィールドのアイコン、中断させるポップアップ、管理者の新たな質問(データの読み取り先と行き先)、そして出力の確認作業だ。デモでは見えないこれらのコストは、6週目に現れ、ツールが重くなればユーザーは使わなくなる。小さなチームは元々5つ程度の機能しか使わないのに、95の未使用機能にアシスタントを重ねるのは逆効果である。
AI疲れが生じている。これはAIへの反発ではなく、アップデートごとに予告なく現れるアシスタントに疲弊しているのだ。意図的にモデルを使うのは構わないが、30ものアシスタントが自発的に現れると疲れる。
一部の購入者はより鋭敏に反応する。アーティストやイラストレーターと働くエージェンシーは、生成AIが作業に関わらないことを契約で定めることがある。そのため、パイプライン内の全ツールのAI状況を説明できなければならない。Asana、Jira、TrelloはAIを無効にできるが、monday.com、ClickUp、NotionではAIが製品に組み込まれており、契約上許可されていても「ほとんど無視できる」では不十分だ。
AIが真価を発揮するのは、40メッセージのスレッド要約、定型文の下書き、乱雑なメモの検索などだ。基準は「自分からAIを求めに行ったか、AIが勝手に来たか」である。前者はツール、後者はノイズだ。
最後に、筆者は自社製品EverGanttを紹介する。EverGanttにはAIが一切ない。タスクを移動すると依存日付が再計算され、アサインを変更するとキャパシティビューが即座に更新される。これは決定論的であり、ダブルチェックの必要もなければ、入力内容が学習に使われることもない。無料版とチーム向け月額3.99ドルのプランがあり、AIティアは存在しない。
FAQセクションでは、AI疲れの定義、プロジェクト管理ツールがAIを搭載する理由、AIなしのソフトウェアの入手方法を説明している。結論として、ソフトウェアはユーザーに奉仕すべきであり、ロードマップに奉仕すべきではない。