PyCon US でのライトニングトークを控えた Simon Willison は、自身のプロジェクト OpenClaw が昨年11月の最初のコミット以来、実際にいくつの名前を持っていたのかを調べることにしました。彼が開発した first_line_history.py ツール(コードは公開されています)を使って、OpenClaw リポジトリの README の Git コミット履歴を解析した結果、以下のような名称の変遷が明らかになりました。
プロジェクトの命名の旅は 2025年11月24日に始まり、最初の名前は「Warelay」で、Twilio ベースの WhatsApp リレー CLI ツールとして説明されていました。その後数日のうちに、説明文は Twilio 統合から QR コードログインをサポートする汎用的な WhatsApp メッセージ送受信機能へと徐々に変化していきました。
12月に入ると、プロジェクトは大きな転機を迎えます。2025年12月3日、名前は「CLAWDIS」に変更され、説明も「AI エージェントのための WhatsApp ゲートウェイ」に更新されました。続く12月8日には Telegram にも対応し、「WhatsApp & Telegram Gateway for AI Agents」となりました。わずか11日後の12月19日には、プロジェクトの位置づけがさらに向上し、「パーソナル AI アシスタント」として再定義されました。
2026年1月に入っても名前の進化は続きます。1月4日に「CLAWDBOT」、1月10日に「Clawdbot」、1月27日に「Moltbot」と変更され、最終的に1月30日に「OpenClaw」として落ち着き、現在に至っています。
この一連の名称変更は、プロジェクトの機能拡大—単一の WhatsApp ツールからクロスプラットフォームのパーソナル AI アシスタントへの発展—だけでなく、オープンソースプロジェクトにおける命名の試行錯誤の過程も反映しています。Willison のツールは、各コミットで README の最初の行を抽出することで、この歴史的な軌跡を簡潔に再現しました。また、Willison はこの命名履歴を PyCon US でのライトニングトークの準備として調査したことを述べており、トークではプロジェクトの進化とツール開発について触れる予定です。