米国、AI競争で中国との「選択」を同盟国に要求へ
米国は数十カ国に対し、米中AI競争でどちらにつくか選択を迫る方針。内部草案によれば、中国主導の枠組みに参加する国は米国主導のAI連合から除外されると警告する。
米国政府は、数十カ国に対し、AI(人工知能)をめぐる米中競争でどちら側につくかを選ぶよう求める準備を進めている。米政府高官と、記者団が入手した内部草案によると、中国主導の競争枠組みに参加する国は、米国主導のAI連合から除外されるという警告が含まれている。
米国は昨年、Pax Silica(パックス・シリカ)構想を立ち上げた。AIモデル、半導体、重要鉱物のサプライチェーンを確保することを目的としている。背景には、中国との激しい技術覇権争いがある。参加国は約20カ国で、日本、オーストラリア、韓国などの米国の緊密な同盟国に加え、重要鉱物の主要な供給源となる可能性があるカザフスタンも名を連ねる。カザフスタンは中国の連合にも参加している。
このように、経済的利益や資源事情からどちらかに完全に与することを避けたい国々が多い中、米国の今回の新たな姿勢は、各国により明確な選択を迫るものとなりそうだ。