2026年7月6日、TencentのHyチームは、大規模言語モデル「Hy3」を正式に公開しました。Hy3は混合専門家(MoE)アーキテクチャを採用し、総パラメータ数2950億、アクティブパラメータ210億、MTPレイヤーパラメータ38億を備えています。本モデルはApache 2.0ライセンスの下で公開され、幅広い研究および商用利用が可能です。
Tencentによると、Hy3は同等のパラメータ規模のモデルを性能で顕著に上回り、2〜5倍のパラメータを持つフラッグシップオープンソースモデルにも匹敵します。この成果は、4月末にHy3 Previewを発表した後、50以上の製品からフィードバックを収集し、より高品質なデータでポストトレーニングを拡大したことに起因します。これにより、さまざまな製品や生産性タスクでの実用性が大幅に向上しました。
Hy3はHugging Faceで公開されており、フルモデルは598GB、FP8量子化バージョンは300GBと、デプロイしやすいサイズに縮小されています。コンテキスト長は256Kで、長文ドキュメントやマルチターン対話などのタスクに対応します。また、OpenRouterでは2026年7月21日まで無料で利用可能で、その後は有料になる可能性があります。
著名な開発者Simon Willison氏はテストで「ペリカンが自転車に乗っているSVGを生成する」よう依頼し、モデルはシンプルなベクター画像を出力しました。これはHy3の画像生成能力を示しています。このリリースは、TencentのAI製品ラインを強化するとともに、オープンソースコミュニティに強力でオープンな新たな選択肢を提供するものです。Hy3の登場により、MoEアーキテクチャの応用がさらに進み、多くのシナリオで推論コストの削減が期待されます。