Start with A – オープンソースの自己ホスト型投資リサーチプラットフォーム(BYOK AI)
Start with A は、リサーチ、ポートフォリオ監視、ジャーナリングを統合したオープンソースの投資リサーチプラットフォームです。自己ホスト型で、Gemini、OpenAI、Anthropic の API を利用した BYOK AI をサポートします。
Start with A は、バリュー投資家向けのオープンソース投資リサーチプラットフォームであり、リサーチ、ポートフォリオ監視、取引ジャーナルを規律あるワークフローに統合します。GitHub でホストされ、AGPL-3.0 ライセンスの下で自由に使用、修正、配布が可能です。このプラットフォームの核心理念は、投資家が体系的な投資プロセスを構築し、感情的な意思決定を避け、クローズドループのフィードバックを通じて戦略を継続的に最適化できるようにすることです。
プラットフォームは3つのコア部分から構成されます:リサーチ(アイデア受信箱、キルスクリーニング、企業・セクターリサーチ、AIアシスタント)、ポートフォリオ(ポジション追跡、テーゼ対現実、チェックポイント、AI分析)、ジャーナル(意思決定ジャーナル、ミスログ、学習インサイト)。これら3つのモジュールはクローズドループのワークフローを形成します:アイデアまたはマーケットスイーパーから始まり、キルスクリーニング、詳細リサーチ、購入決定、ポジション追跡、ジャーナル記録を経て、最後に学習してチェックリストを更新します。このメカニズムにより、投資家は感情ではなく事実に基づいて意思決定を行い、経験から継続的に改善できます。
技術スタックとしては、バックエンドに Python 3.12、Flask フレームワーク、PostgreSQLデータベース(ベクトル検索をサポートする pgvector 拡張機能付き)、および Celery + Redis を非同期タスク処理に使用しています。フロントエンドは Jinja2 テンプレートエンジンに React コンポーネント、Bootstrap、Webpack を組み合わせています。AI 機能は YAML プロンプトテンプレートを介して Gemini、OpenAI、Anthropic をサポートし、ユーザーは自身の API キーを提供する必要があります(BYOK モード)。これにより、すべての AI リクエストはユーザーが指定したプロバイダーに直接送信され、プラットフォームはユーザーのデータやキーにアクセスできないため、プライバシーとセキュリティが確保されます。
デプロイには Docker が推奨されており、1つのコマンドですべてのサービス(Gunicorn 経由の Web アプリ、PostgreSQL 16 データベース、Redis 7 キャッシュ、Celery ワーカープロセス)を起動できます。データベースマイグレーションは起動時に自動的に実行されます。プロジェクトは完全な docker-compose.yml ファイルを提供しており、ワンクリックデプロイをサポートしています。Docker を使用しない開発者向けに、Python 3.12+、pgvector 拡張機能付き PostgreSQL、Redis、Node.js を必要とする従来の開発環境設定ガイドも用意されています。
環境変数の設定では、必須項目として Flask セッションシークレット(SECRET_KEY)、Auth0 認証情報(ドメイン、クライアント ID、クライアントシークレット)、および少なくとも1つの AI プロバイダーの API キー(Gemini 推奨)があります。オプション項目には、OpenAI と Anthropic の API キー、NewsAPI キー、管理者メールアドレスリスト(/admin 管理パネルへのアクセス用)、デフォルトのユーザー層(無料またはプレミアム)などがあります。Auth0 の設定では、無料アカウントを作成し、通常の Web アプリケーションを登録し、コールバック URL(Docker 用とローカル開発用)を構成する必要があります。
セルフホスト版に加えて、マネージドホスト版も提供されており、GitHub のディスカッションを通じてアクセスをリクエストできます。これは、自分でインフラストラクチャを維持したくないユーザーに適しています。プロジェクトはコミュニティからの貢献を歓迎しており、PR は1つの機能または修正に集中することが求められています。ライセンスは AGPL-3.0 で、修正版を実行する場合はサーバーユーザーにソースコードを提供する必要があります。
このプラットフォームは現在2つのリリースがあり、最新は2026年7月7日です。GitHub でのスターやフォークは現時点では少ないものの(それぞれ0)、総合的な投資ワークフロー設計と柔軟な AI 統合方法は、バリュー投資家にとって注目に値するツールです。プロジェクトのホームページは startwitha.xyz で、「バリュー投資家のインテリジェント秘書」と説明されています。技術スタックは Python が42.3%と最も多く、次いで HTML 30.7%、CSS 14.6%、JavaScript 12.4%となっています。全体のアーキテクチャは拡張性とデータセキュリティに重点を置いており、データと投資プロセスを自在にコントロールしたい上級ユーザーに適しています。