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Show HN: Wienerdog – Claude Code/Codex 向けのメモリと自己改善スキル

Wienerdog は、Claude Code と Codex CLI にプレーンなファイルだけでメモリ・習慣・日課を持たせるオープンソースツールです。インタビューから CLAUDE.md/AGENTS.md を生成し、共有マークダウンボールトを維持。夜間の「夢見る」プロセスが会話から重要な情報を長期記憶に昇華し、繰り返しのワークフローを再利用可能なスキルに変えます。ローカル保存とフェイルクローズの安全策が特徴です。

ソースHacker News AI著者: thegyula

Wienerdog は、Claude Code と Codex CLI 向けのオープンソースツールです。「支払っている AI モデルを変えずに、その周囲に適切なファイルを配置するだけで、劇的に賢く感じられるようにする」という考えに基づいています。具体的には、ユーザーのプロフィール、永続的な Markdown メモリ、定型タスク用のスキル、夜間の「夢見る(dreaming)」プロセスを提供します。Claude Code と Codex CLI は同じメモリ保管庫を読み書きするため、ツールを切り替えても AI がユーザーを忘れることはありません。現在は 0.x で、メンテナー自身が毎日使用しています。1.0 までファイル形式は変わる可能性があり、インストール後のファイルレイアウトが公開 API とされています。

インストールは curl ワンライナー、PowerShell、または npx wienerdog@latest init で行います。スクリプトは Node と git を確認し、なければ「実行する正確なコマンドを表示してから」インストールを提案します。対話的端末でない場合はコマンドをそのまま表示するだけです。Windows でも完全に機能し、夜間の dreaming はタスクスケジューラに現在のユーザーとして登録されます。実行時に PC がオフやスリープでも、次回起動後に追いつきます。インストール後は Claude Code または Codex を再起動すると新しい Wienerdog スキルが読み込まれます。Claude Code では /wienerdog-setup、Codex では /skills から $wienerdog-setup、または「Wienerdog setup」と自然言語で依頼します。

ターミナルに不慣れな場合は、Claude Code か Codex に所定のプロンプトを貼り付けると、AI が最初に npx wienerdog@latest init --dry-run で計画を見せ、ユーザーが承認してからインストールします。生成される記憶庫は、Obsidian の PARA 構造を踏襲したプレーンなファイル群で、ユーザー自身が読め、git でバージョン管理できます。デフォルトではローカルに留まり、Wienerdog が勝手にどこかへ送信することはありません。API キーやトークンらしき文字列は読み書き時に取り除く処理が入りますが、これはベストエフォートであり、保証ではありません。実際の認証情報が記録された可能性があれば、シークレットインシデントガイドに従うことが推奨されています。

「夢見る」処理は毎晩、その日の会話を振り返り、品質ゲートを通過した重要事項を長期記憶に昇華し、繰り返しのワークフローを再利用可能なスキルに変換します。Wienerdog が作ったスキルは実運用での性能を元に改訂されますが、ユーザー自身のスキルや組み込みスキルは変更されません。夜間の実行は最大1回の git commit にまとめられ、すべて元に戻せます。本人確認ノート(ユーザー像、好み、目標)への編集提案も、複数セッションで同じことが観察された場合に限られます。それも wienerdog memory approve で正確なテキストを承認しない限り、次回セッションには反映されません。wienerdog safety を実行すると、すべてのゲート付き機能の状態を確認できます。

オプションの Google Workspace 連携は Gmail・カレンダー・Drive を読み取り優先・下書き優先で扱います。ローカルの能力ブローカーが認証情報を保持し、固定された動詞だけを AI に公開します。デフォルトでは、AI は明示的に承認された宛先にのみ送信でき、無人送信は自分のアドレス宛だけです。また、カタログから選択できるノートパソコン向けルーチン(朝のダイジェスト、受信トレイ整理、週次レビューなど)は OS ネイティブのスケジューラで動作し、デーモンは不要です。夜間実行の前には独立したランチャーがコードのコンテンツアドレスと認証記述子を検証し、Claude と Git は固定された構造検証済みの場所からのみ起動します。設定やアプリツリーが外部から編集された場合、ジョブは実行を拒否してアラートを出します(フェイルクローズ)。これはスコープ内のファイル書き込みと同期間のドリフトを防ぐもので、同一ユーザーで動作する任意のネイティブマルウェアへの防御ではありません。

Wienerdog は OpenClaw や Hermes のような「個人 AI エージェントアプリ」とは設計思想が異なります。それらがゲートウェイやデーモン、サーバーとして動くのに対し、Wienerdog は Markdown・スキル・フック・config という「ただのファイル」です。新しい常駐ソフトを増やさず、ポートを待ち受けず、外部へ通信もありません。すべてはユーザーがすでに使っている Claude Code/Codex のサブスクリプション内で実行されるため、利用規約の範囲内に収まります。このリポジトリ自体も最初から自身のツールで開発されており、memory/ に自前の記憶庫、CLAUDE.md に開発規約、そして spec システムに沿って中級程度の AI モデルがコードの大半を書いています。ドキュメントにはビジョン、プロダクト要件、アーキテクチャ、脅威モデル、コントリビューションガイドが含まれ、ライセンスは MIT です。