Show HN:自動送信した応募が本当に届いたかを検証する
AI Applyd は、履歴書を一度アップロードすると、求人ごとに履歴書を書き換え、カバーレターを作成し、Greenhouse、Workday、Lever など企業が使う応募管理システム(ATS)上で応募を完了させる自動応募エージェントです。応募が「送信済み」となるのは、その企業のシステムからの確認メールが届いたときだけ。幽霊求人の検出、スパム防止のペーシング、パイプライン管理、ChatGPT/Claude/Cursor との MCP 連携も備えています。
AI Applyd は、Hacker News の Show HN として公開されている自動応募ツールです。最大の特徴は「応募ボタンを押すこと」ではなく、「応募が本当に企業に届いたことを検証すること」にこだわっている点です。具体的には、企業が採用に使う応募管理システム(ATS)上で全工程を完了し、その企業のシステムから送られてくる確認メールだけを「送信済み」の証拠として扱います。自社の操作ログやスクリーンショットは、あくまで自社が何をしたかを示すものであって、企業が何を受け取ったかを示すものではない、という考え方です。
使い方は次のとおりです。ユーザーが PDF の履歴書を一度アップロードすると、AI Applyd が各求人の内容を読み取り、履歴書の実績をその求人向けに書き換え、カバーレターを作成し、自由記述のスクリーニング質問にも回答します。その上で、企業自身の採用ページにあるフォームをすべて埋めて送信します。その後は、企業側の ATS からの確認メールが受信トレイに届くまで待ち、届いた時点でダッシュボードに「企業確認済み」と表示します。ブラウザ拡張機能のインストールも、ブラウザを開いたままにしておくことも、パスワードを渡すことも不要で、送信は AI Applyd のサーバーからローテーション住宅 IP を使って実行されます。1日あたりの応募上限も設けられており、「Hired in 30」では15件、「Hired Yesterday」では50件までです。
対応している ATS は12種類で、Greenhouse、Lever、Ashby、Workday、iCIMS、Personio、Teamtailor、SmartRecruiters、Recruitee、Breezy、Workable、Rippling です。これに加えて、17系統のジョブボード系から求人を読み取ってマッチングできるため、直接送信できない求人もダッシュボードに表示されます。その場合は「どこまでできたか」を明示し、企業確認が来ていないのに送信済みのように見せることはしません。また、何度も再掲載されている求人、長期間募集中の求人、レイオフのあったチームなどを「幽霊求人」のシグナルとして検出し、応募前に注意を促します。
量より質を重視している点も特徴です。送信前に、その求人に対して履歴書のスコアを算出し、ユーザーが設定した適合度の下限を下回る場合は送信せず「スキップ」として記録します。カバーレターと調整済み履歴書は、履歴書に実際にある情報だけから作られ、「passionate about」「leveraged」「spearheaded」「synergies」などの決まり文句を禁止するフィルターも入っています。ダッシュボードでは、各社からの返信を「招待」「確認」「次のステップ」に分類して一覧表示し、誰が返信し、誰が木曜日から沈黙しているのかを追跡できます。
AI Applyd は ChatGPT/Codex、Claude、Cursor、Cline など MCP に対応したエージェントからも利用でき、無料で始められてクレジットカードは不要です。LinkedIn アカウントには一切触れず、ブラウザ上では動作せず、求人ボードのワンクリック応募ボタンも使わずに、企業の採用システムへ本物の履歴書をアップロードする方針です。自動化に任せたいけれど「本当に届いたか」の裏付けも欲しいという求職者にとって、AI Applyd はその中間点を狙ったサービスと言えます。