Show HN:Slaide、AI が作成し PowerPoint で開けるオープンソースの Markdown スライド言語
Slaide は、AI が書きやすく PowerPoint でも開けるように設計された、Markdown ベースのオープンソーススライド言語です。単一のプレーンテキスト .slaide ファイルから Web デッキ、印刷用 PDF、編集可能な PPTX を生成でき、YAML テーマ、Agent Skill、無料のオープンコアエディタを備えています。
Slaide は、Markdown ベースのスライド言語を提供するオープンソースプロジェクトです。「プレゼンテーションを AI に正しい方法で渡す」という考え方を掲げ、Apache-2.0 ライセンスで公開されています。1つのプレーンテキストファイル .slaide を唯一のソースとして、Web デッキ、印刷用 PDF、編集可能な PowerPoint を同時に生成でき、既存の .pptx のインポートにも対応。iPhone 向けアプリも用意されています。
プロジェクトは、AI がスライドを作るときの課題はモデルの知能ではなくフォーマットにあると指摘します。.pptx は数 MB に及ぶ壊れやすい XML で、AI はレイアウトの崩れや不要な箇条書きを起こしがちです。Slaide は文章を Markdown、デザインを小さな YAML テーマで表現し、ソース全体を約 10KB に抑えることで、モデルが最初から正確に生成しやすい構成にしました。ページ内では、約 4.2MB・1.1 万行の deck.pptx との比較も示されています。
Slaide のファイル形式は3つのプレーンテキストで構成されます。.slaide は Markdown と YAML ヘッダーを持つデッキ本体で、--- でスライドを区切り、:: name :: でテーマのレイアウトスロットにコンテンツを振り分けます。master.yaml はフォント、色、グラデーション、各レイアウトのグリッドを一元管理するテーマファイルです。.slaidec はデッキとテーマ、アセットを1つにまとめた共有用バンドルで、オフラインでもそのまま開けます。
機能面では、名前付きアニメーションを使った段階表示、複数レイアウトのテンプレート、インラインスタイル、画像・動画・音声・全画面背景、発表者ノート、YouTube や Figma を埋め込むサンドボックス iframe、テーマカラーを継承するインライン SVG などをサポートします。テーマは master: の1行を変更するだけでデッキ全体のビジュアルを切り替えられ、コンテンツ側の変更は不要です。
また、AI エージェント向けの設計も特徴です。Agent Skill または MCP サーバーを利用すると、Claude Code や Codex がソースの作成、バリデーション、PNG へのレンダリング、画像の読み返しによる文字切れやコントラスト不足の自動修正まで行えます。ユーザーは同じプレーンテキストファイルを手動編集に切り替えられるため、バージョンのずれが生じません。
オープンコアとして、言語本体、CLI、テーマ、インポーター、MCP サーバーは Apache-2.0 で公開され、デスクトップビューアも無料です。エディタは無料で、AI 機能は従量課金です。Free プランは永年無料で、全編集機能に加えて最大10ページの AI デッキが1回分含まれます。Day Pass は $3.99 で 24 時間以内に 4 デッキを作成可能。Slaide Hosted は通常 $9.90/月のところ、期間限定 $6.90/月で、月10デッキとクラウド同期・共有を利用できます。公式の npx @aivorynet/slaide new talk.slaide を使えば、1分以内にデッキの作成を始められます。