Show HN:オンデマンドでボックスをセットアップし、エージェントをリモートで実行
Gibil はオンデマンドの一時的な仮想マシンサービスで、数秒で完全に隔離された Linux 環境を作成し、root、Docker、SSH、カスタムリポジトリをサポートします。数分から数日間実際のサーバーを必要とする AI エージェントや開発ワークフローに最適で、使い終わったら破棄できます。
Gibil は「数秒で鍛造し、使い終わったら燃やす」というコンセプトの新しいオンデマンド VM サービスです。ユーザーは完全な root 権限、Docker、SSH を備えた Ubuntu サーバーを 30~90 秒で作成し、AI エージェントや自動化タスクを実行できます。
使い捨て可能な仮想マシン
従来のクラウドサーバーとは異なり、Gibil は一時的な利用に特化しています。gibil create --name my-app --repo github.com/you/project --ttl 30m のような1つのコマンドで、独立したパブリック IP を持つサーバーが作成されます。基盤となるクラウドは Hetzner(欧米)または Vultr(アジア太平洋)から選択可能です。
ライフタイムは --ttl パラメータで設定し(最短15分、最長30日)、実行中に延長することもできます。タスク完了後は gibil destroy my-app でサーバーを完全に破棄し、データは残りません。この「鍛造、使用、燃焼」のサイクルにより、開発者はシステムを壊しても慌てる必要はなく、すぐに新しいマシンを起動できます。
AI エージェントと開発者向け
Gibil の典型的なユースケースは、負荷の高い計算処理をリモートサーバーに任せ、ローカルマシンをクリーンに保つことです。AI エージェントは Gibil VM 上でテスト、ビルド、Docker コンテナの実行などを実行し、ユーザーはローカルの IDE やチャットで作業を続けられます。例えば、エージェントは vm_bash("pnpm test") を実行してテストし、結果をリポジトリにプッシュします。
さらに、Gibil は1台のノートパソコンから複数のエージェントを並行管理できます。各エージェントは独立した VM を持ち、相互に干渉しません。gibil branch feat/api feat/web fix/auth で複数のマシンを同時に作成し、異なるブランチやタスクを処理した後、まとめて破棄できます。
他のソリューションとの比較
Gibil は完全な仮想マシン(独自カーネル)を提供するのに対し、E2B、Daytona、Fly Sprites は軽量なマイクロ VM やコンテナサンドボックスを採用しています。Gibil の強みは、より長い実行時間(分~日)、高いリソース上限(最大 48 vCPU / 192 GB)、独立したパブリック IP、Docker-in-Docker と標準 SSH のネイティブサポートです。欠点として、コールドスタートに 30~90 秒かかるため、サブ秒単位のコード実行には適しません。
価格面では、Gibil は現在 Alpha 段階で完全無料、クレジットカードも不要です。ユーザーは自分の Hetzner または Vultr の API トークンを持ち込むこともできます。
クイックスタート
Gibil の操作はシンプルで、ライフサイクルは3つのコマンドで完結します:
- 鍛造:
gibil create --name my-app --repo github.com/you/project --ttl 30mでプロジェクトコードを含むサーバーを作成。 - 使用:
gibil run my-app "pnpm test"またはgibil ssh my-appで接続してコマンドを実行。 - 破棄:
gibil destroy my-appでサーバーを完全に削除。
ドキュメントでは、さまざまなワークフローに対応するレシピも提供されています。
まとめ
Gibil は、一時的で隔離された Linux 環境を必要とする AI エージェントや開発者に新しい選択肢を提供します。高速な作成、完全な root アクセス、従量課金(現在無料)、主要な開発ツールとの統合が主なセールスポイントです。Docker、ビルドツール、データベースなど本格的なソフトウェアスタックをクラウド上で実行する必要があるタスクに、Gibil は注目すべきプロジェクトです。