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Jacobi:AbaqusサブルーチンのためのIDE—解析テストとAI診断を統合

Jacobiは、Abaqusなどの物理シミュレーション向けサブルーチン(UMAT、VUMATなど)を開発するための統合開発環境です。閉形式解析解に対するテストとClaudeによるAI診断を提供し、正しい構成則の実装を迅速に支援します。

ソースHacker News AI著者: white_tiger

Jacobiは、物理シミュレーションのサブルーチン開発に特化した統合開発環境(IDE)です。現在はAbaqusとの深い統合を提供しますが、アーキテクチャはCOMSOL、Nastran、LS-DYNAなどの他のソルバーに拡張可能なように設計されています。Fortran、C++、Pythonをサポートし、従来のサブルーチン開発における試行錯誤を排除します。

ワークフローは3つのステップから成ります:ソースコードの作成、テストスイートの実行、AI診断の取得。エディタにはMonaco(VS Codeと同じエンジン)を採用し、Fortranの構文ハイライト、固定形式・自由形式のサポート、静的解析、AIインライン補完を備えています。補完機能は単なるトークン予測ではなく、サブルーチンの種類を認識し、例えばDDSDDEは対称でなければならない、NHATはJ2では偏差成分であるべき、といった物理的制約を理解します。

テストスイートは15の閉形式解析テストから構成され、サブルーチンに所定のひずみ増分を適用し、各結果を解析解と比較します。テスト内容は一軸ひずみ、側方拘束、単純せん断、静水圧負荷、J2静水圧中立、降伏開始、弾性除荷、塑性非圧縮性、降伏面復帰精度、ゼロ増分一貫性、DDSDDE有限差分チェック、対称性など多岐にわたります。各テストは誤差と合否を表示します。

テスト実行後、すべての数値結果(応力、ひずみ、誤差など)はユーザーのAnthropic APIキーを介してClaudeに送信されます。Claudeは物理に基づいた診断を返し、問題のある変数や方程式を特定し、教科書の参照を提示します(例:「塑性流れ方向に体積成分があります。J2ではこれは存在すべきではありません。理由と修正箇所はこちら」)。

その他の機能として、テストマーケットプレイス(8つのコミュニティテストをバンドル、インストール・実行・自作テストのエクスポート可能)、ホバードキュメント(Abaqus引数の型や説明を表示)、定義への移動、12のサブルーチンテンプレート、較正・ステップインスペクター、.inpファイル解析、収束ツールなどがあります。エディタはTokyo Night、Rosé Pine、GitHub Darkなど20のテーマに対応。

FEM可視化機能も搭載し、単軸引張、せん断、静水圧圧縮の変形をカラーマップで表示し、フレームごとの負荷履歴をスライダーで確認できます。

現在のバージョンv0.1.0 betaはWindows 10/11 x64のみ対応(gfortranが必要)。macOS版とLinux版は開発中です。AI機能はすべてユーザーが提供するAnthropic APIキーを使用し、プロキシやテレメトリはありません。プロジェクトはTauri v2で構築され、オープンソースで公開されています。