IAXT:AIコーディングエージェントの操作を記録するmacOSメニューバーアプリ
IAXTは、Claude Code、Cursor、AiderなどのAIコーディングエージェントがMac上で実行する操作を記録するmacOSメニューバーアプリです。コマンドの実行、ファイル変更、パッケージインストール、Git操作などをワークフローを妨げずにログに記録します。個人向けは完全にローカルで無料、チーム向けは毎日の要約を提供します。承認疲れやプロンプトインジェクションのリスクに対処するのに役立ちます。
IAXT(Intelligent Agent eXecution Tracker)は、macOS向けのメニューバーアプリで、AIコーディングエージェントがMac上で実行した操作を記録・監査するために設計されています。Claude Code、Cursor、Aider、Codex、Windsurf、Kilo Code、OpenCode、Copilot、Codyなどのエージェントに対応し、コマンド実行、ファイル作成・変更、パッケージインストール、Git操作、起動エージェントの設定などを静かに監視します。ワークフローを妨げず、個人向けテクニカルサポートではデータがローカルに留まり、クラウドへのアップロードは一切ありません。
このアプリの核となる考え方は、AIコーディングエージェントがもたらす2つの課題に対処することです。1つは「承認疲れ」—長時間のセッションで承認ダイアログを機械的にクリックしてしまい、制御を失うこと。もう1つは「プロンプトインジェクション」—攻撃者がAIに悪意のある指示を隠す手法です。IAXTはエージェントの動作をブロックせず、ただ記録するだけなので、セッション後に冷静に確認できます。
個人向けテクニカルサポートは無料で、アカウント登録やサインアップは不要です。ダウンロードしたDMGをドラッグ&ドロップでインストールすればすぐに使えます。データはすべて~/Library/Logs/IAXT/に保存され、テレメトリや分析は一切ありません。ネットワーク通信は「アップデートを確認」メニューをクリックした時のみ発生します。チーム向けテクニカルサポートでは、各エンジニアが同じアプリをインストールし、1日1回、要約データ(生ログではなく集計)が指定されたエンドポイントに送信されます。これにより、セキュリティリーダーはチーム全体のAIエージェント利用状況を把握できます。
IAXTのインターフェースはシンプルです。メニューバーのアイコンは円形で、通常時は白、注意すべきイベントがあると紫に変わります。メインウィンドウは「概要」と「アクションログ」で構成されます。概要にはその日に確認すべきイベント(エージェントによるシステム設定変更、ログイン項目の追加、機密ファイルへのアクセスなど)が表示され、AIの利用パターン(時間帯別のアクティビティ)もグラフで確認できます。アクションログはフィルタリング可能で、各アクションはエージェントセッションに紐づけられ、信頼度(確認済み、可能性が高い、可能性あり)が表示されます。右クリックでコンテキストをコピーし、任意のLLMに貼り付けてセカンドオピニオンを得ることもできます。
パフォーマンス面では、IAXTはmacOSのネイティブイベントストリーム(FSEvents、kqueueなど)を利用し、約95%のイベントをディスクに書き込む前に破棄するため、システムへの影響は最小限です。唯一の欠点はバッテリー消費ですが、アダプティブポーリングやスリープ時の一時停止により影響を抑えています。アンインストールはIAXT.appをゴミ箱にドラッグし、~/Library/Logs/IAXTを削除するだけです。
現在、IAXTはmacOS 13 Ventura以降でのみ動作し、Windows版は未提供です。Mac App Storeでは配布されておらず、署名・公証されたDMGとして直接ダウンロードします。個人向けアプリはクローズドソースですが、エンタープライズ向けにはソースコードの提供も検討されています。
IAXTは、AIコーディングエージェントを使う全ての開発者に「実際に何が行われたか」を可視化し、透明性とセキュリティを向上させるツールです。個人開発者の安心から、チームのセキュリティ監査要件まで幅広く対応します。