2026年10月6日、Simon Willison は自身のブログで、Claude Opus 5.5 に作曲ができるかを試した記録を公開した。彼がモデルに求めたのは、まず音楽用の単純なテキスト形式を設計し、その形式を再生できる artifact を作り、さらにその中にサンプル曲を入れることだった。また、オリジナルの『Monkey Island』(『The Secret of Monkey Island』)と同程度の品質を目指すよう指示した。
その結果できたのが Scrimshaw Jukebox である。Willison によれば、意図していた以上に Monkey Island のテーマに寄ったものの、出来は驚くほど良かった。これはレトロなピクセルアート風の Web 音楽プレイヤーで、画面上には「6 曲のオリジナル・アドベンチャーゲーム曲。プレーンテキストとして書かれ、ブラウザ内のシンセサイザーで演奏される。曲を選んで Play を押し、スコアを開いて編集できる」と説明されている。
メイン画面には夜の港のピクセルアートが表示される。紫の星空の下、右上には満月が水面に映り、左側の島のシルエットにはヤシの木と、2 つの窓に明かりがついた小屋がある。帆船が木の桟橋に停泊している。画面には曲名「Moonlit Harbor」と「Press Play」が重ねて表示される。下のコントロールパネルには Play、Stop、Restart、Loop: on、Edit score、Read guide のボタンと、音量スライダーがある。
トラックリストは 6 曲で、Moonlit Harbor(100 bpm、4/4、16 voices、1:26)、The Rusty Anchor(112 bpm、6/8、8 voices、0:56)、The Ghost Galleon(66 bpm、4/4、9 voices、2:11)、The Jungle Path(92 bpm、4/4、12 voices、1:29)、Duel on the Docks(152 bpm、4/4、12 voices、1:13)、Lantern Waltz(96 bpm、3/4、8 voices、1:38)が並ぶ。Moonlit Harbor は「日が暮れた港町のためのカリプソ」と説明され、Score view ではピアノロール状の色付きノートバーと打楽器のティック、セクションマーカー「A」、黄色い再生ヘッドが表示される。声部の凡例には pan steeldrum、flute、marimba、skank organ、strings、harp、bass fretless、timp、kick、rim、shaker、conga、tumba、bongo、crash、surf などがあり、フッターには声部をクリックするとミュートでき、スペースキーで再生・停止できると書かれている。
最後に Willison は、テキストモデルが一定水準の音楽を作れるようになったことは、ここ数カ月で現れた 3D グラフィックス生成能力に似た新しい能力なのか、それとも以前から可能だったのか、という疑問を投げかけている。新しい能力かどうかを確かめるには、最近のモデルだけでなく、あまり新しくないモデルも含めて慎重に実験する必要があると述べている。記事には ai、generative-ai、llms、claude、vibe-coding のタグが付けられている。