Roblox、スマートフォンでAIを使ってゲームを作成可能に
Robloxはモバイルアプリ内でAIを使ったゲーム作成機能「Build」を発表。テキストプロンプトから基本的なゲームを直接生成でき、AIゲーム開発のハードルを大幅に下げる。ただし、品質維持のため従来の保持率基準でのランク付けが行われ、低品質なコンテンツが拡散されるのを防ぐ。
Robloxは、モバイルアプリ内でAIを使ってゲームを作成できる新機能「Build」を発表した。この機能により、ユーザーはスマートフォン上でテキストプロンプトを入力するだけで、基本的なゲームを直接生成できるようになる。RobloxはこれまでもAIに積極的に取り組んでおり、GoogleのProject Genieに似たAIワールドモデルや、3Dゲームアセットを生成するAI基盤モデル、開発者向けのAIアシスタントチャットボットなどをプレビューしてきた。Buildはこれらの技術をモバイルに持ち込み、AIによるゲーム開発をより身近なものにする。
BuildはRobloxの自社AIモデルとオープンソースモデルを組み合わせて動作し、「ゲームプレイの仕組み、環境、キャラクター、ビジュアルスタイル、サウンドなど」を自動生成する。RobloxはBuildを「アイデアの迅速な探索と洗練」を可能にするツールと位置づけているが、AIツールが参入障壁を大幅に低下させることで、低品質なゲームが大量に生み出される可能性も懸念される。ただしRobloxは、Buildで作成されたゲームも他のRoblox体験と同様に「保持率」に基づいてランク付けされ、プレイされないゲームは発見システムに拾われないと説明している。「ホームページのゲームの質は変わらない。誰もプレイしなければ、誰も見つけられない」と述べている。
Buildは7月28日から、ニュージーランドの9歳以上で年齢確認済みのユーザーを対象に公開アルファテストとして提供開始される。公開されたゲームは、16歳以上のユーザーがグローバルにプレイ可能となる。基本バージョンは無料だが、パワーユーザー向けの有料オプションも用意される予定で、具体的な内容は今後発表される。
さらにRobloxは、BuildおよびStudio向けに新しいAIエージェントを開発中で、プレイテストエージェント、分析エージェント、エンゲージメントや保持率、収益化の改善に役立つ実験エージェントなどを「今後数ヶ月で」提供する予定である。