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サイト内リライト2 分で読了

AIクローラーをブロックするサイトはわずか8.9%、しかし94.8%はAI回答で一度も引用されず

AI可視性インデックスは、「AIに見える」ことをAnswer presenceとMachine readabilityの2つの独立した問題として測定している。2026年7月23日から8月2日まで、193サイトを対象に5,978回のAIアシスタント照会が行われ、94.8%のサイトはChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityのいずれにも一度も名前を挙げられなかった。全回答のうち、尋ねられた企業に言及したのはわずか1.9%。一方、436サイトのうち8.9%だけがrobots.txtで少なくとも1つのAIクローラーをブロックしており、その対象はGPTBotなどの学習用クローラーが中心で、実検索用エージェントのブロックはほとんどなかった。

ソースHacker News AI著者: SpikeyCoder

Website Auditorは第2版となるAI可視性インデックスを公開し、ユーザーがAIアシスタントにサービス提供者を尋ねたとき、自社サイトが推薦に含まれるかを分析した。報告書は「AIに見えること」を2つの異なる問題として扱う。1つはAnswer presence、つまりAIアシスタントが実際にその企業名を回答に含めるかどうか。もう1つはMachine readability、つまりサイトのrobots.txt、sitemap、構造化データなどのシグナルをAIクローラーが機械的に読み取れるかどうかである。後者はサイト運営者がコントロール可能な入力であり、前者は結果であるため、この2つは1つのスコアに合成せず並べて発表される。

主要な調査結果は厳しいものだ。2026年7月23日から8月2日にかけて、193サイトを対象に購入意図のある質問を4つのAIアシスタント(ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity)へ投げかけ、合計5,978件の回答を得たが、そのうち監査対象の企業名が登場した割合は1.9%だった。サイト単位では、94.8%が一度も名前を挙げられず、少なくとも1回は言及されたのは193サイト中わずか10サイトだった。アシスタント別ではGeminiが2.9%で最も広いリーチを持ち、ChatGPTが1.7%、ClaudeとPerplexityが1.6%と続いた。全アシスタントに同じ質問を同じ日に送っているため、この差は質問内容ではなくアシスタント間の違いに由来する。

クローラーのブロック状況をみると、436サイトのうち39サイト(8.9%)だけがrobots.txtで少なくとも1つのAIユーザーエージェントを拒否していた。その内訳は学習用クローラーが中心で、GPTBotを38サイト、ClaudeBotを36サイトがブロック。一方、ユーザーの質問に応じてページを取得する検索用エージェントであるOAI-SearchBotは4サイト、Perplexity-Userは3サイトしかブロックしておらず、多くのサイトは学習用と検索用を区別していない。検索用エージェントをブロックすると今日の回答で引用されなくなるため、その損失は学習用クローラーの遮断よりはるかに大きいと報告書は指摘する。

機械可読性の指標でも、対応が進んでいない実態が浮かぶ。436サイトのうちrobots.txtを公開しているのは79.4%、sitemap.xmlは73.9%、meta descriptionは77.1%、Open Graphタグは69.5%だったが、schema.org構造化データをホームページに持つサイトは54.6%、LocalBusinessスキーマ(企業名・住所・カテゴリを機械可読で示すマークアップ)を持つサイトは19.3%にとどまった。多くのサイトはAIアシスタントに散文しか読ませることができず、信頼できる実体情報を提供できていない。

調査方法の特徴として、ドメインごとに最新の監査1件だけを数え、失敗したクエリは欠席ではなく除外する。また、パーセンテージは整数カウントから描画時に計算される。ただし、データには制約がある。対象は無料監査を自ら実行した小規模・中規模事業者が中心の自己選択サンプルであり、全ウェブサイトを代表するものではない。さらに、名前マッチングはファジーであり、ドメインだけで識別される企業(約5分の1)で困難が生じるため、存在率は過大より過小になりやすい。アシスタントは非決定的で、インデックスも常に変動しているため、この数値は調査期間中の回答に限って有効だ。

インデックスは恒久的なページとして各版の更新履歴を蓄積する。第2版(2026-08-02)ではパネルが175サイトから193サイト、クロールシグナル対象が418サイトから436サイトへ拡大し、主要なシェアはいずれも1ポイント未満の変動にとどまった。サイト運営者は同じ無料監査ツールを使い、自社のAI可視性を約1分で確認できる。