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MITがAIビデオ監視の温床に

MITは300万ドル以上を投じ、500台以上のAI監視カメラをキャンパスに設置する。リアルタイムの顔認識や物体分類が可能で、プライバシーへの懸念が高まる。

ソースHacker News AI著者: SanjayMehta

『The Tech』が入手した情報によると、マサチューセッツ工科大学(MIT)はキャンパス内に500台以上のAI監視カメラを設置するため、300万ドル以上を費やしている。これらのカメラは韓国のハンファ(Hanwha)のWisenet AIシリーズで、教室棟、寮、メモリアルドライブ沿いの屋外エリアに設置される。設置作業は2025年11月に開始され、2026年9月まで続く見込みである。

これらのカメラは、リアルタイムでの顔認識や物体分類が可能で、動き、滞留、群衆、マスク着用、カメラ改ざんなどを検出できる。また、衣服の色、性別、年齢に基づいて個人を自動分類することもでき、有効距離は35フィート(約11メートル)である。MIT広報のKimberly Allen氏によると、収集されたデータは特別な許可がない限り最大30日間保持される。

Wisenet AIシリーズは深層学習アルゴリズムを搭載し、2MPから4Kまでの解像度をサポートし、顔、ナンバープレート、車両などをリアルタイムで認識する。ほぼすべてのカメラはパン、チルト、ローテーション、ズームの広い範囲に対応し、AIカメラソフトウェア「Ai-RGUS」によって常時監視される。

この大規模な監視システムの導入は、プライバシーの懸念を引き起こしている。大学側は安全性の向上を目的としていると説明するが、批判者は学生や教職員のプライバシーを侵害する可能性があると警告している。キャンパスには以前から監視カメラが存在していたが、新システムのAI機能は従来をはるかに超え、リアルタイムで大量の機密データを分析・保存できる。プライバシー活動家は、データ保持期間が30日間であっても、継続的な監視自体が行動に萎縮効果をもたらし、悪用される恐れがあると指摘する。さらに、性別、年齢、衣服の色による自動分類機能は、偏見や差別のリスクを高める。MITは詳細なプライバシー保護方針を公表しておらず、データの匿名化についても約束していない。設置工事が進むにつれ、技術倫理とキャンパスの安全性をめぐる議論はさらに熱を帯びるだろう。