マイクロソフト、設備投資を据え置き、AI支出を抑制する唯一のデータセンター大手に
マイクロソフトは水曜日、設備投資見通しを据え置き、業界のAI支出ラッシュに歯止めをかけた最初のデータセンター大手となった。株価は約8%上昇。他のクラウド大手(アルファベット、テスラ、メタ)は支出を増やしているが、投資家は巨額投資のリターンを懸念。メモリ価格の高騰が設備投資増加の約45%を説明しており、マイクロソフトの安定計画は実質的な能力拡大の抑制を示唆する可能性がある。
マイクロソフトは、AI支出が急増するデータセンター業界において、唯一設備投資を据え置いた大手企業となった。同社は水曜日の決算説明会で、今年の設備投資見通しを変更しないことを発表した。年初に1900億ドルの設備投資計画を明らかにしていたが、会計処理の変更により現在は1750億ドルとなっている。しかし、実質的なAI支出計画は変わらないと強調した。この決定により株価は約8%急騰した。一方、他のクラウド大手は積極的に支出を増やしている。アルファベットは150億ドルの追加投資を発表し、株価は下落した。テスラも同様に増額したが、株価は下がった。メタも設備投資のレンジを狭め、中間値を25億ドル引き上げた。グーグル、アマゾン、マイクロソフト、メタの4社は今年、合計7000億ドル以上の設備投資を計画しており、そのほとんどがAIデータセンター向けだ。この支出ラッシュはメモリチップ価格の高騰を招き、データセンターのコストを押し上げている。調査によると、メモリ価格の上昇が今年のクラウド大手の設備投資増加の約45%を説明できるという。したがって、マイクロソフトが設備投資を据え置いたことは、実質的に新しい能力拡大を抑制することを意味する可能性がある。同額の予算では購入できるチップの数が減るためだ。この慎重な姿勢は、AI投資のリターンに対する業界全体の再評価の兆しと見られる。投資家は無制限な支出に懸念を強めており、マイクロソフトの抑制的な姿勢は市場に歓迎されたが、これが業界のトレンドとなるかは今後の注目点である。