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Meta、世界的な反発を受けInstagramのAI機能を削除

Metaは、Instagramの公開画像を誰でもAI生成に利用できるようにする機能「Muse Image」を、強い批判を受けて撤回した。デフォルトでオンになっていたこの機能は「非倫理的」と非難され、Metaは「期待に応えられなかった」と認めた。専門家は規制の必要性を訴えている。

ソースHacker News AI著者: billybuckwheat

2026年7月11日午後2時16分(NZ時間)、Metaは物議を醸したMuse Image機能の提供を中止したと発表した。今週初めに導入されたこの機能は、Instagramの公開画像を誰でもAI生成に使用できるようにするもので、デフォルトですべてのユーザーに対して自動的に有効化されていた。しかし、世界中のユーザーやメディア、専門家から即座に強い反発が起こった。

Metaは声明で「フィードバックを受け、この機能は期待に応えられなかったため、利用できなくなりました」と述べた。同社は「有用な創造的ツールを提供し、ユーザーが自分の公開コンテンツの参照方法を制御できるようにする意図だった」と説明している。しかし、ユーザーは設定画面から手動でオフにする必要があり、プライベートアカウントと18歳未満のアカウントのみが自動的に適用を免れた。

専門家らはこの設計を厳しく批判した。カンタベリー大学の上級法学講師Cassandra Mudgway氏は「公開コンテンツを共有したからといって、AIシステムによるリミックスや再利用に同意したことにはならない」と指摘。ビクトリア大学ウェリントンのAI上級講師Andrew Lensen氏は「完全に非倫理的だ」と述べ、「オプトアウト方式は倫理的に許容されない。ほとんどのユーザーは気づかないか、設定を変更する時間や余裕がない」と警告した。同氏は政府による規制を求めた。

ハリウッドの大手エージェンシーCAAも声明を発表し、「名前、肖像、声、創造的著作物は、明確な同意なしに第三者(AIモデルを含む)によって使用されるべきではない」と強調した。

この問題は、非自発的なAI画像生成に関するより広範な懸念にも波及。OpenAIのSoraツールは、故人の画像などを利用した「ディープフェイク」生成が問題視され、市場から撤退している。Metaは当初、この機能をFacebook、Messenger、WhatsAppにも拡大する計画だったが、現在は保留中である。専門家は、多くのユーザーの公開画像がすでに予期しない形でAIシステムに利用されていると指摘し、規制の緊急性を訴えている。