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LinkedIn、「AIスロップ」ボタンを導入

LinkedInが、AI生成と思われる投稿を報告するボタンを追加。404 Mediaのテストで動作が確認され、報告された投稿は非表示になる。同プラットフォームではAI生成の長文投稿が多く、Pangramの推定では41%がAI生成とされる。

ソースHacker News AI著者: cdrnsf

ソーシャルネットワーキングサイトのLinkedInは、ユーザーがAIによって生成されたと思われる投稿を報告できる新しいボタンを導入した。このボタンは「Seems like AI slop」(AIの粗製濫造のように見える)という名称で、各投稿の右上にある三点メニューから選択できる。テクノロジーメディアの404 Mediaが自らテストしたところ、ボタンをクリックすると「ご報告ありがとうございます。フィードの改善に役立てます」というメッセージが表示され、対象の投稿が即座に非表示になることが確認された。この機能は、404 Mediaが先月報じた、LinkedInがAI生成コンテンツであふれているという問題に直接対応するものだ。

LinkedIn上のAI生成投稿は、近年特に顕著になっている。これらの投稿は、ニュースイベントを取り上げて「思想的リーダーシップ」などといったLinkedIn特有の流行語で飾る傾向があり、しばしば過剰な改行、箇条書き、絵文字の多用、「XはYではない」といった構文パターンを示す。404 Mediaの記者はスクロールしてわずか6秒でそのような投稿を見つけ、実際にボタンで報告した。AI検出サービスPangramの分析によると、LinkedInの長文投稿の約41%、短文投稿の約30%がAI生成である可能性が高い。Pangramは以前404 Mediaに広告を出稿していたが、その推定結果は多くの注目を集めている。

皮肉なことに、LinkedIn自身も生成AI機能を提供している。同社のAIライティングアシスタントは、ユーザーのプロフィールを最適化するためのパーソナライズされた提案を行う。これにより、ユーザーが目立ちやすくなるという。しかしLinkedInは、低品質で自動化されたコンテンツを削減するための措置を講じていると述べている。今年5月にポリシーを変更し、スロップ(粗製濫造)を抑制する方針を示した。LinkedInの声明では「プロフェッショナルは、リアルな人々の独自の洞察や視点を聞くためにLinkedInを訪れます。私たちは低品質で自動化された一般的なコンテンツを減らすよう積極的に取り組んでいます」と強調されている。今回の新ボタンは、AI生成コンテンツの報告を容易にすることで、プラットフォームの健全性を向上させる試みと言える。ただし、AI生成投稿の定義は曖昧であり、ユーザーの主観に依存するため、誤用の可能性も指摘されている。また、AI技術の進化に伴い、生成コンテンツの巧妙さが増せば、このボタンの有効性が低下するリスクもある。LinkedInは今後、ユーザーフィードバックを活用してAIスロップ対策をさらに強化する可能性がある。業界関係者は、他のソーシャルプラットフォームが同様の機能を導入するかどうか注目している。