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LinkedInとXにAIスパムが氾濫、閲覧データが示唆

AI検出企業PangramのChrome拡張機能による調査で、ユーザーが実際に目にするコンテンツのかなりの部分がAI生成であることが判明。LinkedInの長文投稿の41%、Xの約3分の1が完全にAI生成であり、RedditやSubstackでも約10%がAI生成。長文ほどAI生成の可能性が高く、プラットフォームごとに対応が分かれる。

ソースHacker News AI著者: Brajeshwar

AI検出企業Pangramの調査によると、LinkedInやX(旧Twitter)などの人気ソーシャルメディア上でユーザーが実際に目にするコンテンツの多くがAI生成であることが明らかになった。同社のChrome拡張機能により、ユーザーが通常のブラウジング中に遭遇する長文コンテンツを受動的に分析した結果、LinkedInの長文投稿の41%、Xの約3分の1が完全にAIによって書かれていると判定された。RedditやSubstackでも約10%がAI生成だった。

PangramのCEOであるMax Spero氏は、ユーザーが実際に目にするAIコンテンツの割合を調査した前例はほとんどなく、このデータはAIスラップが人気サイトで広く流通していることを示していると述べた。特に、長文コンテンツほどAI生成の可能性が高く、短い返信やコメントではAIが使われることは少ない。Xでは完全AI生成の記事が25%、AI支援(人間による編集を伴う)が23%に上る。

プラットフォームごとに対応は異なる。LinkedInはかつてAI執筆ツールを内蔵していたが、最近になって「会話をリアルに保つ」ためにツールを削除した。RedditはAI投稿の削除やアカウント停止を行い、広告キャンペーン「people are best」で人間のユーザーであることを強調している。LinkedInの広報担当者は「専門家はリアルな人々の独自の洞察を求めている。低品質な自動生成コンテンツを減らすよう努めている」と述べた。XとSubstackはコメント要請に応じなかった。

Pangramの検出器は完璧ではなく、偽陽性(人間のコンテンツをAIと判定)と偽陰性(AIコンテンツを人間と判定)の両方が存在する。Spero氏は偽陽性率を約1万分の1と見積もり、実際のAIコンテンツ比率はさらに高いと推測する。というのも、Pangram拡張機能をインストールするユーザーはAIコンテンツを避けようとする傾向が強く、AI投稿者をブロックまたはミュートする可能性が高いからだ。

従来の研究はインターネット上のAIコンテンツの生の割合を推定していたが、実際にユーザーが目にしているかどうかは考慮していなかった。Pangramのデータは、ユーザーが日常的に目にするAIコンテンツの実態を直接示しており、AIスラップがSEOファームやスパムサイトに限定されず、主要プラットフォームに浸透していることを明らかにした。この研究は約100万件の投稿を分析し、LinkedIn、Medium、X、Reddit、Substackを対象に2ヶ月間実施された。

全体として、この研究はAI生成コンテンツが一般ユーザーのブラウジング体験に深く浸透していることを示し、プラットフォームの責任とコンテンツの信頼性に関する新たな議論を呼んでいる。AIコンテンツは読者の時間を奪う「税金」であり、プラットフォームは対策を迫られている。