労働党議員、イーロン・マスクのAI企業を提訴 偽の性的画像めぐり
労働党議員のジェス・アサト氏は、イーロン・マスク氏のAI企業が開発したツール「Grok」によって、本人の同意なく作成された偽の性的画像がX上に拡散されたとして、訴訟を起こした。アサト氏はこうした画像の作成を批判していた経緯がある。
英国の労働党議員ジェス・アサト氏(Jess Asato)は、イーロン・マスク氏(Elon Musk)が率いるAI企業に対し、同社のツール「Grok」がユーザーによる偽の性的画像の作成に利用されたとして、法的措置を講じた。これらの画像は今年初めにX(旧Twitter)上で急増し、問題となっていた。
アサト氏はロウストフト(Lowestoft)選出の議員で、今年1月、自身がGrokによって同意なしに水着姿で描かれたことを「侵害的」だと述べていた。彼女は以前から、非自発的な性的画像の作成を批判していた。
今回の訴訟では、Grokツールがユーザーの不正利用を防ぐ適切な保護措置を欠いていたかどうかが焦点となる。アサト氏の弁護団は、AIの設計や監視に欠陥があり、ユーザーが容易にプライバシーを侵害するコンテンツを生成できたと主張する可能性がある。
この事件は、AI技術の倫理とプラットフォームの責任に関する広範な議論を呼んでいる。特に、ディープフェイクによる公人の被害防止に向けた規制の必要性が浮き彫りとなった。マスク氏のAI企業は現時点で公式なコメントを発表していない。