ChatGPT WorkとClaude Coworkにファイル整理を任せてみた――私が不安になったのは片方だけ
ZDNetのDavid GewirtzがChatGPT WorkとClaude Coworkのデスクトップ自動化機能を比較テスト。ChatGPT Workは重複ファイルの検出やスマートなリネームを実現する一方、ファイル操作中に一度も許可を求めず、セキュリティ面で大きな懸念が残る。Claude Coworkは変更前に必ず承認を求めるため、高リスクなタスクには適している。OpenAIが許可問題を修正すれば、両者の品質は同等になるだろう。
ZDNetのDavid Gewirtzが、OpenAIがリリースしたChatGPT WorkとAnthropicのClaude Coworkを比較するテストを実施した。タスクはダウンロードフォルダ内のPDFファイル(447個)を整理すること。Gewirtzはまず、AIが暴走した場合に備えてフォルダ全体のコピーを作成した。
ChatGPT Workは最初にフォルダの概要を提供。ファイル数、ストレージ容量、ページ数、主要テーマ、暗号化ファイルの数を示した。特筆すべきは重複ファイルを自動検出したことだ。Claude Coworkは以前のテストでこれを行っていなかった。Workはファイル名が異なっていても内容が同一の重複を特定し、単なるファイル名やサイズの比較ではなく、内容レベルで分析したことを示した。
Gewirtzは重複ファイルを削除した後、ファイル名を内容に基づいて変更するよう指示。Workは独自の命名ルールを提案したが、最初の出力フォーマットは読みづらく、追加の指示で改善された。その後、ファイルをサブフォルダに分類するよう依頼。Workはまず分類体系を構築し、適切なフォルダ構造を作成した。Claude Coworkが1月に行ったテストと同様の結果だったが、Workの分類ではカテゴリ9と10の間にインデントの問題が発生した。
しかし、最大の問題は権限管理だ。GewirtzはChatGPT Workを「承認を求める」モードに設定していたが、Workはファイルの削除、リネーム、移動の間、一度も許可を求めなかった。数百ものファイルを無断で操作した。一方、Claude Coworkは大きな変更の前に必ずユーザーの同意を求める。GewirtzはこれがChatGPT Workの最大の欠点であり、特に高リスクなタスクでは致命的だと指摘する。
処理速度については、全工程に1時間13分6秒を要した。手動よりは速いが、専門的なAIエージェントと比較するとやや遅い。コスト面では、月額20ドルのPlusプランの11%(96%から85%に減少)を消費。月に約10回の同様のプロジェクトが可能で、毎回約90分の節約、合計15時間の削減につながる。Gewirtzはこのコストパフォーマンスを評価している。
総合的に見ると、権限問題を除けばChatGPT WorkとClaude Coworkの品質は同等だ。Claudeは汎用的なファイル名の問題を指摘したが、Workは重複ファイルを発見した。現時点では、監督が必要なタスクにはClaude Coworkが推奨される。OpenAIが権限問題を修正すれば、選択はユーザーの好み次第になるだろう。Gewirtzは今後も両者をテストし、OpenAIが旧バージョンのChatGPT Desktopの機能を復活させることを期待している。