Google DeepMind、英国労働組合と協議へ 米国・イスラエルによるAI軍事利用に従業員が懸念
Google DeepMindが英国の労働組合と正式な協議に入ることで合意。従業員らは同社のAIが米国やイスラエルの国防・諜報機関に利用されていることに懸念を表明している。
Googleの人工知能部門であるDeepMindは、英国の労働組合と正式な協議に入ることで合意しました。これは、同社のAI技術が米国およびイスラエルの国防・諜報機関に使用されていることに対する従業員の懸念が高まったことを受けたものです。
DeepMindはノーベル賞受賞者であるデミス・ハサビス氏が率いており、今回の協議は、同社のロンドン本部で働く従業員が今月、労働組合結成の投票を行った後に実現しました。DeepMindは、英国の調停・仲裁機関であるAcasの下で、通信労組(CWU)およびUniteとの会合に応じることを表明しています。
この動きは、巨大テクノロジー企業が通常労働組合化に抵抗する中で、画期的なものとみなされています。従業員らは請願書で、自らのAI技術が軍事目的に使用される可能性について懸念を示し、DeepMindが掲げる「責任あるAI開発」という使命に反すると訴えています。今後の協議の行方は、テクノロジー企業が従業員のAI倫理に関する懸念にどう対応するかの前例となるでしょう。