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GitHub元CEOがエージェント型コーディング時代に向けた分散型Gitネットワークを発表

GitHubの元CEO Thomas Dohmkeが率いるEntireは、AIコーディングエージェントの急増によるGitHubの信頼性問題を解決する分散型Gitネットワークを立ち上げた。主要なコーディングエージェントをサポートし、高いパフォーマンスを実現する。

ソースZDNet AI

GitHubの元CEO Thomas Dohmkeが新プロジェクト「Entire」を発表した。これは、AIコーディングエージェントの急増に伴い信頼性が低下しているGitHubに対抗する、分散型Gitネットワークである。近年、「バイブコーディング」やAIエージェントの普及によりGitHubの障害が多発し、世界中の開発者が作業を中断せざるを得ない状況が続いている。GitHubは拡張を試みているが、需要に追いつけるかは不透明だ。

Entireは開発者が世界中の複数の拠点からリポジトリをホストできる分散型ネットワークを提供する。リスク分散と速度向上を目的とし、GitHubに依存したくないユーザーに特に有用である。Codex、Claude Code、Cursor、GitHub Copilotなどの主要なコーディングエージェントと連携し、セッションデータをコードとともに保存する。

水曜日からプレビューが開始され、開発者は既存のGitHubリポジトリをEntireにワンステップでミラーリングできる。コードは元の場所に保持されたまま、エージェントはEntireの地域ミラーからクローンやプルを行い、レート制限なしでビルドできる。

Entireの初期テストでは、単一リポジトリで1時間あたり約57万回のクローンを処理し、フランクフルト、ロンドン、パリ、ダブリンからの200クライアントによるシャロークローンを約3分で完了。Git Push機能では1秒あたり586プッシュ(1時間あたり約210万)を単一ブランチで達成した。Cursor Originの発表値(1時間あたり8万1360プッシュ)と比較して最大25倍の性能とされる。

Entireは「セマンティックメモリレイヤー」を備え、エージェントのエラーを検出し、コードの可視性を高める。Blame機能で最終編集者と理由を表示し、Review機能で複数エージェントにアクションの確認を促す。

将来的には、新規パブリック・プライベートリポジトリのネイティブホストや完全分散化を計画。現在のサーバーは米国、EU、オーストラリアにあり、開発者は順番待ちリストから参加できる。ただし、ベンチャーキャピタル支援のプラットフォームには資金調達リスクが伴うため、注意が必要である。