エンタープライズ向け音声AI、ローカル展開
ElevenLabs は、オンプレミスおよびオンデバイス展開を新たにサポートし、クラウドからローカルまでの全エンタープライズ環境をカバーします。
ElevenLabs は、音声 AI プラットフォームの展開オプションとして、オンプレミス(On-Premise)およびオンデバイス(On-Device)のサポートを開始しました。これにより、クラウドおよび VPC(仮想プライベートクラウド)に加え、あらゆるエンタープライズ環境に対応します。
オンプレミス展開は、顧客自身のサーバーとデータセンターで、GPU を搭載した機密コンピューティング基盤上で動作します。これは、政府機関や必要な地域でクラウドインフラを調達できない組織に最適です。オンデバイス展開は、ハードウェア上で直接動作し、制約のある計算環境でのオフライン推論向けに設計されています。自動車メーカーが車両に音声機能を組み込む場合や、ウェアラブルデバイスでの利用が想定されています。
データを自社のクラウド環境内に保持する必要がある組織向けに、ElevenLabs は AWS SageMaker および GCP Vertex 上での VPC 展開も提供しています。モデルは顧客のクラウドアカウント内で実行され、ElevenLabs はデータやログにアクセスできません。VPC 展開は現在利用可能ですが、オンプレミスおよびオンデバイス展開は早期アクセス段階にあり、初回リリースは 2026 年前半を予定しています。
すべての展開オプションでカスタム音声とファインチューニングがサポートされています。オンプレミスおよびオンデバイス向けモデルは、オーディオチームと協力して開発された専用モデルであり、特定の言語や方言向けのファインチューニングも可能です。ElevenLabs は、これらがクラウドモデルを単にパッケージ化したものではなく、それぞれのターゲット環境向けに構築されたモデルであると強調しています。モデル更新は、安定性、セキュリティ、長期サポートに関するエンタープライズ要件に合わせて管理されたペースで行われます。
この拡張により、ElevenLabs はエンタープライズ向け音声 AI の展開において重要な一歩を踏み出し、データ主権、オフライン機能、カスタマイズに厳しい要件を持つ企業に対して、より柔軟な展開オプションを提供します。政府機関から自動車メーカーまで、各組織のニーズに合った展開方法を選択できます。