DDIMの父、宋佳銘、Luma AIを退社
DDIM(Denoising Diffusion Implicit Models)の生みの親である宋佳銘が、Luma AIを退社したことをLinkedInで発表した。DDIMは拡散モデルのサンプリングを高速化し、Stable Diffusion、DALL-E、Midjourneyなどのツールの基盤を提供した。Luma AIでは約3年間在籍し、3D生成からビデオ生成、マルチモーダル基礎モデルへの技術転換を主導した。今後の進路は未定。
DDIM(Denoising Diffusion Implicit Models)の創始者として知られる宋佳銘(Jiaming Song)が、Luma AIを退社したことをLinkedInで発表した。DDIMは2020年に発表され、拡散モデルのサンプリング効率を劇的に向上させ、Stable Diffusion、DALL-E、Midjourneyなどの画像生成ツールの実用化を可能にした画期的な技術である。宋氏は2023年にNVIDIAの上級研究科学者からLuma AIのチーフサイエンティストに転じ、在籍中に同社の技術戦略を3D生成(Genieシリーズ)からビデオ生成(Dream Machine)、さらに最新のマルチモーダル基礎モデル(Uni-1.1)へと転換させる重要な役割を果たした。この変遷は、AI業界全体の3年間の進化を反映している。Luma AIはこの間、a16z主導のシリーズB資金調達を成功させ、スタートアップとしては難しいとされていた大規模システムの構築を達成した。宋氏は「優れた研究者たちと協力し、多くの人が不可能だと考えていたシステムを構築する機会を得た」と述べている。宋氏の学歴は、清華大学コンピュータサイエンス学科(上位1%)、スタンフォード大学大学院(Stefano Ermon教授指導)で、Megvii、OpenAI、Meta FAIR、NVIDIAでの研究経験を持つ。DDIMに加え、SDEditなどの初期拡散モデル研究でも知られ、拡散モデル実用化のパイオニアとして評価されている。現在、LinkedInプロフィールを更新した宋氏は、次のキャリアについて明らかにしていない。AIコミュニティは、この重要人物の次の動向に注目している。