第25回国際自律エージェント・マルチエージェントシステム会議(AAMAS 2026)が2025年5月25日から29日までキプロスのパフォスで開催され、3つのカテゴリーの最優秀論文賞が発表されました。
最優秀論文賞 受賞論文は「Developing Guidelines for Human-LLM Agent Teams: A Multi-Stakeholder Lens」で、著者はMireia Yurrita、Davide Dell’Anna、Pradeep K. Murukannaiah、Catholijn M Jonker、Pinar Yolumです。この論文は、マルチステークホルダーの視点から人間と大規模言語モデル(LLM)エージェントチームのガイドライン開発を探求しています。
ノミネートされた論文は、不確実性誘導型ニューロシンボリックプランニング、スウォーム故障検出のための比率ベースシグナリング、戦略的ランク集約の不可能性、マルチエージェントポリシー最適化のための汎用エージェント別アドバンテージ推定、検索拡張型議論生成、事前情報なしでのパートナー選択、信念フローネットワークにおける合意、草の根連邦ガバナンス、エチオピアの医療施設配置におけるLLM活用、類似タスクメモ化によるマルチロボット協調強化など多岐にわたります。
最優秀学生論文賞 受賞論文は「Planning Ahead with RSA: Efficient Signalling in Dynamic Environments by Projecting User Awareness across Future Timesteps」で、著者はAnwesha Das、John Duff、Jörg Hoffmann、Vera Dembergです。この研究は、合理的話者聴者(RSA)理論を用いて、動的環境で将来のユーザー認識を予測することで効率的なシグナリングを実現します。
ノミネート論文には、予算集約ゲームの均衡計算、大規模ドローン防衛戦略、マルコフ決定過程におけるロバストな反実仮想推論、大規模マルチエージェント配送のフローベースタスク割り当て、LLMマルチエージェントシステムにおける評判ベースの協力崩壊解決などが含まれます。
ブルースカイアイデア賞 受賞論文は「Foundation World Models for Agents that Learn, Verify, and Adapt Reliably Beyond Static Environments」で、著者はFlorent Delgrangeです。この論文は、エージェントが静的環境を超えて学習、検証、適応を信頼性高く行うための基礎世界モデルを提案しています。
ノミネート論文には、社会技術システムを価値規範均衡へ導くこと、戦略論理の動的転換などがあります。
すべての受賞者とノミネート者は、自律エージェントとマルチエージェントシステム分野の最先端研究を示しており、この分野の多様性と深さを反映しています。