百度株価7%上昇、AI半導体子会社が500億ドルで香港IPO目指すとの報道
百度傘下のAI半導体子会社・坤芯(Kunlunxin)が香港で500億ドルのIPOを計画しているとの報道を受け、百度の株価が急騰。投資家には半導体の購入が求められている。
百度(9888.HK)の株価は月曜日に7%超上昇した。同社のAI半導体子会社である坤芯(Kunlunxin)が香港で500億ドルの評価額での新規株式公開(IPO)を目指しているとの報道が背景にある。関係者によると、坤芯はIPOの準備過程で、潜在的な投資家に対して計画投資額の3倍から7倍に相当する半導体を購入するよう求めたという。
百度は今年初めに香港証券取引所に坤芯の上場申請を秘密裏に行っていたが、当時は発行規模や構造は未定だった。坤芯は主に親会社の百度に半導体を供給しているが、過去2年間で外部販売にも事業を拡大している。TikTokを運営するバイトダンスも坤芯のチップに関心を示しているとの報道がある。
坤芯は2011年に設立され、百度が支配株主であるが独立した運営を行っている。今回のIPOは、中国がAIセクターへの注力を強めるタイミングで行われた。ブリュッセルの経済シンクタンクBruegelは、米国がAIハードウェアで依然リードしているものの、中国のキャッチアップの兆候は現実的であり、オープンソースのツールキットと大規模な国内市場がエコシステムの成熟を支えると指摘している。
坤芯の上場計画は、百度のAI戦略における重要な一歩であり、中国の半導体自給自足への取り組みを反映している。世界のAI競争が激化する中、坤芯がこのIPOを機に市場シェアを拡大できるかどうか、市場の注目が集まっている。