エルビス・プレスリーの楽曲カタログを保有する権利者らが、AI企業Anthropicに対し、許諾なくプレスリーの楽曲をモデルの学習に使用したとして提訴した。音楽と肖像の両方の権利を保有するライセンス団体Authentic Brands Groupは、プレスリーの274曲について権利侵害に当たると主張している。訴訟は金曜日に提起されたと、Billboardが最初に報じた。
対象には「Can’t Help Falling in Love」など「キング・オブ・ロックンロール」の代表曲が含まれるとされる。争点は、生成AIモデルの学習に著作権で保護された楽曲を用いる際に、権利者からの事前許諾が必要かどうかという点にある。
現時点で訴訟の詳細はすべて明らかになっておらず、Anthropicはまだ反論を示していない。本件は、生成AIの学習データをめぐる著作権紛争の一連の流れに位置づけられ、音楽や書籍、ニュースなど幅広い分野で米国の複数の法廷に同種の訴訟が係属している。今後の審理の行方や、学習利用に関する司法判断、損害賠償やライセンス契約の可能性については引き続き注視が必要だ。