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AI生成の「FIFAワールドカップ」DMCA通知、Googleに海賊版サイトの削除を要求

FIFAを名乗るDMCA削除通知がGoogleに送られ、海賊版サイトのドメイン全体の削除を要求。しかし、通知の文言はAI生成とみられ、W杯以外のスポーツも対象としており、真の送信者に疑問が呈されている。

ソースHacker News AI著者: speckx

最近、FIFAワールドカップの真っ最中に、FIFAを名乗るDMCA削除通知がGoogleに多数送られ、海賊版ストリーミングサイトの完全な削除を要求していることが明らかになった。ハーバード大学が運営するLumen Databaseに記録されたこれらの通知は、送信者を「FIFA World Cup」としている。

通知の内容は特異で、対象サイトが「無許可のブランド設定、専有デジタルレイアウト資産、商標メディアフレーム」を使用してFIFAの公式プラットフォームを偽装していると主張している。これらの用語は商標概念であり、DMCA著作権通知で扱われるべきものではない。さらに、「自動データベーススクレイパーとプログラムによるインデックス行列」や「クロークされたリンク構造」といった表現が使われており、AI検出ツールPangramはこれを100% AI生成と判定した。

要求も異常で、特定のURL削除ではなく、「ルートドメインとその全サブディレクトリの完全かつ恒久的なインデックス削除」を求めている。これは通常のDMCA通知の範囲をはるかに超え、Googleがサイトブロック命令に応じて行う措置に近い。過去数日で40以上の通知が提出され、beststreameast.xyz、falconstreams.net、footybite1.liveなどのドメインが標的となった。しかし、該当URLの検索結果には標準的なDMCA削除表示はなく、実際に削除されたかは不明である。

さらに、これらの通知はFIFAコンテンツだけでなく、NBA、F1、NFL、WWEなどW杯と無関係のスポーツも対象としており、その広範さが疑惑を深めている。AI生成の文言、商標クレーム、無関係なスポーツの含有から、TorrentFreakはFIFAが実際に送信したものではない可能性を指摘。競合する海賊版サイト運営者が上位サイトを排除するためにFIFAの名を悪用したとの見方を示している。FIFAに問い合わせたが現時点で回答はない。この事件は、大規模な削除要求には厳格な精査が必要であることを示している。