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AI批判

本記事は、反AIのレトリックがよく使う偽りの二分法を批判し、AI以前から人間の創造的・知的成果の多くが低品質な「クソ」だったと指摘する。AIの現実的な危険性を認めつつも、否認主義ではなく正直な評価を求め、投機的なAIデータセンターの誇大宣伝を批判する。

ソースHacker News AI著者: llm_nerd

約1週間前、Hacker Newsで「Please Use AI」という皮肉なタイトルの投稿がトップに上がった。本記事はそれを出発点とし、反AIのレトリックがよく使うハイコントラストな二分法を批判する。すなわち、AIで生成されたクソと、最も個人的で心のこもった熟考された代替案との対立である。しかし、それが現実の誰かの体験だろうか?

筆者はプログラミングを例に挙げる。自身のキャリアで見てきたコードの99%以上よりも、Claude Code / Opus 4.8が生成するコードの方が優れていると断言する。より安全で、より考慮され、コメントも適切で、パフォーマンスも高く、関心の分離も優れている。現在のコーディングツールは不完全だが、ほとんどのプログラマーやチームも同様である。プログラマーに他のプログラマーの出力を評価させると、ほぼ例外なく「保守不可能」「理解不能」と宣言し、ゼロから書き直すのが最善だと言う。しかしAIが登場すると、突然完璧な代替案が幻想として現れる。優れた開発者が適切な努力と配慮を払えば同等以上のコードを書けるのは確かだが、現実には締め切りに追われて手抜きをすることが多く、品質は低い。地球上のコードの大部分はひどいものであり、これは正直に認めるべきである。

同じことはほぼすべての分野で見られる。広告業界では、決まりきったテンプレートが繰り返し使われている。テレビや映画も、過去の成功作のリミックスやリメイクが多い。結婚式のスピーチは決まり文句の羅列だ。アートや音楽の「ジャンル」自体が他人の真似や繰り返しの証拠である。LLMが登場する前から、学生の作文の大半は創造性に欠けていた。人間の行動の多くは機械的で、決められたスクリプトをなぞっているにすぎない。

ただし、本記事はAIの弁護ではない。Appleのひどい広告を例に、AIでメッセージを装飾したり要約したりするのは時間の無駄だと批判する。AIで生成した履歴書をAIで評価するのも同様だ。「バイブコーディング」は大部分が幻想であり、真の解決策には深い技術的習熟が必要である。AIには巨大なディストピア的危険があり、富豪の善意に頼るのではなく、強力な政府による規制が必要だ。しかし、頭を砂に埋めるような否認主義や偽りの二分法は、AIの影響を微塵も遅らせない。

最後に、架空のデータセンターへの投機的な投資ブームを批判する。数兆ドルという想像上の資金がAI分野に流れ込み、誰もがその一部を得ようとしている。アルバータ州はそのような詐欺の中心地であり、老朽化した電力網と高い電気料金にもかかわらず、荒唐無稽なデータセンター計画が次々と提案されている。筆者はこれを、ジェフ・ベゾスがHQ2を巡らせた公共施設の乞食行為や、NFLなどのスポーツリーグが都市にスタジアム建設を強要する詐欺と同列に扱う。